2014-10-24
『寺子屋建立に際して』
生きる心の創生のお役に立ちたい!
すべての人に開かれた「癒しのお寺」を
~スリランカ寺関西新寺院建設へのご協力をお願いします~
[現代社会が抱える深刻な病]
今、多くの人が心に悩みや苦しみをかかえ、生きづらさを感じながら暮らしています。
スピードや効率を求められる現代社会の中で、日々、仕事や日常に忙殺され、
常にストレスやプレッシャーにさらされ続けています。時間に追われて、
生活には余裕やゆとりもなく、心も体も疲れ果てているかのようです。
私の所にも、助けを求めて電話がかかってきます。受話器の向こうから、
切羽詰まった声で悲痛な思いを訴えてこられます。「心のわだかまりを取り除きたい。
ぜひ仏教の話を聴かせてほしい。」「ブッダの教えによって苦しみを取り除き、
楽になることはできるのか」などたずねられることも多く、その求める姿勢は
真剣そのものです。厳しい現実は、大人に限ったことではありません。世間では、
青少年のいじめや暴力事件が連日のようにテレビや新聞をにぎわせています。
子供たちの心を孤独にさせているものは、何なのでしょうか。なぜ、
生命すら犠牲にする事態が起こっているのでしょう。自分も他人も、全ての
尊い生命を大事にする心を子供たちが失いつつあることに危機感を覚えています。
このような寂しい悲観的な状況ですが、皆で努力を重ねれば、乗り越えることが
出来、喜びに変えていくことも不可能なことではありません。
[今こそ求められる開かれた癒しの場~ほんらいのお寺を目指して]
ブッダが生きた時代は、過酷な暮らしの中、人々は深い悩みと苦しみを抱え
混迷を極めていました。ブッダは、差別を受ける貧しい民から貴族まであらゆる
ものに対し、わかりやすいことばで、説く者にあった教えを説いたといいます。
その活きた教えによって、人々は、安らぎを得て、心をのびやかにする
ことができました。
ブッダのところにはたくさんの人が集いましたが、金銭や欲得とは無縁の、
素朴なものでした。現在のような宗派や体制を重んじ、組織の維持をはかるような
ものとも違いました。人々は、純粋に安らぎを求め、また、教えを聴くために
自由に出入りしていました。ブッダも訪れた故郷スリランカでは、今もブッダの
基本的な精神風土が根付いています。私も、幼い頃からブッダの足跡を肌で
感じながら、仏教を体得してきました。
私は早急に、日本にこのような原点に立ち戻った形のお寺の必要性を痛感して
います。心の重荷を下し、笑顔を取り戻し、明日へ生きるための希望を見出すための
安らぎの場所。今の日本にも大きな役割を果たすことが出来ると感じています。
[明るく、力強く、混迷の時代を生き抜く学びの場~寺子屋としての役割]
又ブッダが力強く生きぬくために説いた活きた教えは、2500年を経た今でも
色褪せる所か、ますます重要な役割を果たすと思います。ブッダは、名誉や
地位などではなく、ただただ、人々が迷いや苦しみから救われて、幸せになることを
願っておられました。ブッダが惜しみなくわけあたえたその教えは、活きた智恵として、
現代人にとっても閉塞した現状に鋭く切り込む機知に富んでいます。
スリランカ寺関西の活動のもう一つの柱は、「寺子屋」としての役割です日本には、
江戸時代にはじまった、素晴らしい寺子屋というものがあります。未来を担う
子供たちが、その生命にたいするみずみずしい感性を育み、明るく力強くこの
混迷の時代を生き抜くための知性を身につけるため、私は、スリランカ寺関西を
大切な学びの場としての「寺子屋」を活動の大きな柱に掲げています。
[新しい共に生きる世界を関西から]
私は、28年前に来日、高野山大学院で勉学に励み、その後、伊丹市に
スリランカ寺関西を設立。総本山仏歯寺の、シャム派教団から、駐日日本管長として、
スリランカと日本の2つの国を往来しながら、両国の発展のために活動をしています。
スリランカで住職をつとめる各寺院では、後継者の育成のほか教育、福祉の
分野でも積極的に活動を行っています。日本ほど裕福ではない家庭の子供たち
にも手厚い教育を受けられるように募金活動を行い、これまでに3つの保育園が
作られました。今、園には子供たちの笑顔であふれています。また、2004年に起きた
スマトラ沖地震の被害を受けた地域に「津波職業訓練センター」を設立、家族をなくしたり、
経済的に苦しくなった家庭の若者も社会復帰し、元気に働いています。
日本では、これまで教育分野でのマスコミを含む講演や交流活動、法話、
福祉分野など、活動してきましたが、以前から寺院の手狭さが問題になって
いました。来日30年の節目も迎え、新たな布教体制の整備に伴い、
新寺院建設をさせて頂く運びとなりました、
私にとって日本は、第二の故郷です。日本は、世界でも大きな役割を果たして
います。日本がますます、その力を発揮するためにスリランカ寺関西が一助に
なればと願っています。皆さまとともに、ブッダの教えが息づいたお寺作りを
させて頂きたいと心から願っております。
スリランカ寺関西設立にご協力を何卒、よろしくお願いいたします。
すべての人に開かれた「癒しのお寺」を
~スリランカ寺関西新寺院建設へのご協力をお願いします~
[現代社会が抱える深刻な病]
今、多くの人が心に悩みや苦しみをかかえ、生きづらさを感じながら暮らしています。
スピードや効率を求められる現代社会の中で、日々、仕事や日常に忙殺され、
常にストレスやプレッシャーにさらされ続けています。時間に追われて、
生活には余裕やゆとりもなく、心も体も疲れ果てているかのようです。
私の所にも、助けを求めて電話がかかってきます。受話器の向こうから、
切羽詰まった声で悲痛な思いを訴えてこられます。「心のわだかまりを取り除きたい。
ぜひ仏教の話を聴かせてほしい。」「ブッダの教えによって苦しみを取り除き、
楽になることはできるのか」などたずねられることも多く、その求める姿勢は
真剣そのものです。厳しい現実は、大人に限ったことではありません。世間では、
青少年のいじめや暴力事件が連日のようにテレビや新聞をにぎわせています。
子供たちの心を孤独にさせているものは、何なのでしょうか。なぜ、
生命すら犠牲にする事態が起こっているのでしょう。自分も他人も、全ての
尊い生命を大事にする心を子供たちが失いつつあることに危機感を覚えています。
このような寂しい悲観的な状況ですが、皆で努力を重ねれば、乗り越えることが
出来、喜びに変えていくことも不可能なことではありません。
[今こそ求められる開かれた癒しの場~ほんらいのお寺を目指して]
ブッダが生きた時代は、過酷な暮らしの中、人々は深い悩みと苦しみを抱え
混迷を極めていました。ブッダは、差別を受ける貧しい民から貴族まであらゆる
ものに対し、わかりやすいことばで、説く者にあった教えを説いたといいます。
その活きた教えによって、人々は、安らぎを得て、心をのびやかにする
ことができました。
ブッダのところにはたくさんの人が集いましたが、金銭や欲得とは無縁の、
素朴なものでした。現在のような宗派や体制を重んじ、組織の維持をはかるような
ものとも違いました。人々は、純粋に安らぎを求め、また、教えを聴くために
自由に出入りしていました。ブッダも訪れた故郷スリランカでは、今もブッダの
基本的な精神風土が根付いています。私も、幼い頃からブッダの足跡を肌で
感じながら、仏教を体得してきました。
私は早急に、日本にこのような原点に立ち戻った形のお寺の必要性を痛感して
います。心の重荷を下し、笑顔を取り戻し、明日へ生きるための希望を見出すための
安らぎの場所。今の日本にも大きな役割を果たすことが出来ると感じています。
[明るく、力強く、混迷の時代を生き抜く学びの場~寺子屋としての役割]
又ブッダが力強く生きぬくために説いた活きた教えは、2500年を経た今でも
色褪せる所か、ますます重要な役割を果たすと思います。ブッダは、名誉や
地位などではなく、ただただ、人々が迷いや苦しみから救われて、幸せになることを
願っておられました。ブッダが惜しみなくわけあたえたその教えは、活きた智恵として、
現代人にとっても閉塞した現状に鋭く切り込む機知に富んでいます。
スリランカ寺関西の活動のもう一つの柱は、「寺子屋」としての役割です日本には、
江戸時代にはじまった、素晴らしい寺子屋というものがあります。未来を担う
子供たちが、その生命にたいするみずみずしい感性を育み、明るく力強くこの
混迷の時代を生き抜くための知性を身につけるため、私は、スリランカ寺関西を
大切な学びの場としての「寺子屋」を活動の大きな柱に掲げています。
[新しい共に生きる世界を関西から]
私は、28年前に来日、高野山大学院で勉学に励み、その後、伊丹市に
スリランカ寺関西を設立。総本山仏歯寺の、シャム派教団から、駐日日本管長として、
スリランカと日本の2つの国を往来しながら、両国の発展のために活動をしています。
スリランカで住職をつとめる各寺院では、後継者の育成のほか教育、福祉の
分野でも積極的に活動を行っています。日本ほど裕福ではない家庭の子供たち
にも手厚い教育を受けられるように募金活動を行い、これまでに3つの保育園が
作られました。今、園には子供たちの笑顔であふれています。また、2004年に起きた
スマトラ沖地震の被害を受けた地域に「津波職業訓練センター」を設立、家族をなくしたり、
経済的に苦しくなった家庭の若者も社会復帰し、元気に働いています。
日本では、これまで教育分野でのマスコミを含む講演や交流活動、法話、
福祉分野など、活動してきましたが、以前から寺院の手狭さが問題になって
いました。来日30年の節目も迎え、新たな布教体制の整備に伴い、
新寺院建設をさせて頂く運びとなりました、
私にとって日本は、第二の故郷です。日本は、世界でも大きな役割を果たして
います。日本がますます、その力を発揮するためにスリランカ寺関西が一助に
なればと願っています。皆さまとともに、ブッダの教えが息づいたお寺作りを
させて頂きたいと心から願っております。
スリランカ寺関西設立にご協力を何卒、よろしくお願いいたします。
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